タイトルはアブラカダブラです。アブラカダブラって不思議な言葉ですよね。西洋魔術、特にユダヤ人によって伝統的に用いられてきた呪文で、病気や厄災を払うのに効き目があるとされているそうです。手品とかマジックの際の掛詞として、よく使われているので、皆さんもご存じですよね。この曲は、終わることのない苦しみの中にいる、さまよえる旅人の歌で、治ることのない苦しみからの解放を願って旅を続けるという救われない内容の曲になっています。中近東風なメロディでめまいを覚えるような錯覚の中で、人の温もりや優しさのような不確かなものに触れあいたいって思っているようですね。