楽曲詳細

スウィート・ソウル・ミュージック:1965-1967

DRY YOUR EYES

BRENDA & THE TABULATIONS

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https://sd.club-zion.jp/track/15313839
必要ポイント:143pt
1965~67年のチャート・イン曲を中心としたポップ指向なスウィートR&Bコンピが誕生!

デルフォニックス、イントゥルーダーズ、ピーチズ&ハーブ、マンハッタンズ、オージェイズなど、70年代以降に活躍することになる名グループの初期音源から活動期間は短かったものの記憶に残る名曲を残したグループまで、ポップ指向なスウィートR&B楽曲26曲をコンパイル。まさにスウィート・ソウルの原点といえる作品が登場!

1968年。新興のPhilly Groove から世紀の大名曲「La-La-Means I Love You(ララは愛の言葉)」(4位/R&B:2位)を放って一躍世に出たデルフォニックスの登場はR&Bのみならず全米ミュージック・シーンにとっても新たな時代の幕開けを告げたと言えるだろう(個人的にも生涯一の楽曲になった)。彼らを手掛けたのがソング・ライター、プロデューサー&アレンジャーのトム・ベル。続いてすでにヒットを出していたイントゥルーダーズもこの年、「Cowboys To Girls」(6位/R&B部門No.1)で一気に昇り詰めた。手掛けていたスタッフはケニー・ギャンブル&レオン・ハフ。そういった彼らの台頭がフィラデルフィア・ソウル(フィリー・ソウル)という大きなムーヴメントを引き起こすことになるのだが、そんな中から1970年代に入って頭角を現したのがやはりフィラデルフィア出身のスタイリスティックス。バラードを中心にファルセット・ヴォイスを駆使して洗練されたなめらかでスウィートな魅力に特化したスタイルは大きな潮流ともなり、フォロワー的なグループも続々。

‘The First Silky And Sweet Soul Group’とも評されるデルフォニックスがその突破口になったという印象だが、もちろん、そこに至るまでにも甘い魅力を放つR&Bアーテイストや楽曲は少なからず(1960年代前期までのいわゆる‘ドゥー・ワップ’のスタイルとはまた異なる)。そういったものを好んで聴いて来た個人的な経験をべースに振り返りながらデルフォニックスがブレイクする以前、1965年~1967年の楽曲に限定して(とりわけこの時期に魅力を感じる)ピック・アップしてみたのが今回のアルバム。まだ洗練されていなくて素朴で時にはドロ臭さも漂わせていたり、バラードではないもののサウンドも含めた曲全体から感じられる甘さが何ともたまらなかったり。言うまでもなく他にも曲はヤマほどあるが、この時期特有のR&Bの魅力が味わえる一例として楽しんでいただきたい♪~解説より抜粋