
エコーダブ処理されたブレイクビーツと、チープなサイレン、効果音、ボイスのコラージュが飛び交い、リバースされたストリングスのアンサンブルが包み込み、闇夜の寂れた街中をフラフラと彷徨い歩いているような感覚を覚えるサウンドで幕を開ける。するとそこに日の光が眩しく差し込み出すように、ピッチを落とした乾いたドラムキットと、キックベースに音階をつけたベースラインとウォブルベースでBPM遅めのタイトなドラムンベースへと展開。リズムのレイヤーと上モノで構成を変化させたスリリングな進行から中盤、再び引き戻されたかのように寂れた街中へ。そしてこの抑揚から、ついに衝撃的なクライマックスへ突入していく。
今作で丸一年13作目となるリリース。ダブとはジャンルではなく手法であること。ダブレゲエの実験性に敬意を持ち、新たなダブサウンドを追求することがE.D.O.ECHO SOUNDSYSTEMのモットーであり、その点で今作は最も顕著なサウンドとなっている。
今作で丸一年13作目となるリリース。ダブとはジャンルではなく手法であること。ダブレゲエの実験性に敬意を持ち、新たなダブサウンドを追求することがE.D.O.ECHO SOUNDSYSTEMのモットーであり、その点で今作は最も顕著なサウンドとなっている。